2018/07/30
ハラスメントってなんだろう?
相変わらず事務所の方のお仕事はさっぱりな日々。でも、メールでの労働相談はそれなりに頂いていて、ご相談者様からはそれなりに好評な日々。
私は、労働相談受けるのが大好きな社労士なので、どんな内容でもお気軽にメール相談待ってるよ。(メール相談に関しては基本無料だよ)
さて、今の世の中、色々な場面で「ハラスメント」という言葉が飛び交っている。
ご相談頂く中でも、ハラスメントのご相談が多い訳で、皆さん本当に困っているのだなぁ。と実感する日々。
確かに、私も社労士やる前は「これってイジメじゃん!」と思った出来事も多々あり、精神的に参った時期もあった。
しかし、色々事例や勉強をしていくと「ハラスメントに困っている」と言うより、「こんなことをされているけど、これってハラスメントでは?」と言う部分で悩んでいる人が多い。
そこで、私なりに「ハラスメント」って何なのか、考えてみることにする。
セクハラ・パワハラ・アルハラ・モラハラetc...
色々な種類のハラスメントがあるけれど、要は「されて不快に思ったかどうか」だよね。
。。。あれ。。。結論出ちゃった。。。?
いや、ここで終わらせるのもアレなので、もうちょっと考えてみよう。
例えばセクハラを例に考えてみよう。
「身体を触られる」「卑猥な言葉をかけられる」「性交渉を迫られる」等々
これらは、まぁ、明確にセクハラだよね。
「彼氏(彼女)はいるのか聞く」「飲酒の席で(女性と言う理由で)お酌をさせる」「今日は機嫌悪いね~アノ日なの?」
と、私より上の世代(50代以上?)が若い頃に何気なく行っていた言動。(身に覚えない?)
これらも立派なセクハラなんだよね。
今、それなりの地位・役職にいるような人々は、この辺困惑している事が多いと聞く。
その辺、悩んでいるおじさまの皆様。「時代は変わった」と胸に刻み込みましょう。
「セクハラ」と言う定義は、「相手を不快にさせる」と共に「相手の尊厳を傷つける」と言う事も含まれるんだ。
そして、その「尊厳(プライドって言った方が伝わるかな?)」の定義は時代によって大きく変わる。
おじさまの皆様は「お酌は女がするもんだろ!それで尊厳が傷付けられたとか、俺の若い頃はあり得ない!」と主張するのだけれど。。。
女性の人権が見直され、働き方も大きく変わっているこの世の中で、「俺の若い頃は~」が通じない事を理解しよう。
労働者は仕事をしに会社に来ているのであって、ホステスみたいにおじさまの皆様を喜ばせる為に会社に雇われている訳ではないのだ。
その辺り、よくよく反省しよう。
じゃあ、どうすれば良いか。
相手を尊重すること。これに尽きる。
更に解り易く言うと「自分が相手の立場で言われて嫌だと思う事は止めよう」となる。
逆に言うと、日頃から相手を尊重して接する事で、不用意な発言は少なくなるし、言われた方も余り気にしなくなるか、ちゃんと「それはちょっとセクハラでは?」とやんわり言い返したりしてくれる。
と私は思っている。異論等あれば是非お聞かせ頂ければありがたい。
。。。で、ここで終わらせないのが私なのである。
相談を受けていると、困った事に何でもかんでもすぐに「ハラスメントだ!」と言う労働者も多い。
労働者の方々もよく考えてみよう。
例として、
「職場で上司や同僚から、物凄く面倒くさそうに仕事上の指示を出された。私が何をしたというのだ!非常に傷ついた!これはハラスメントだ!」
と言うような事ってよくありそうな事なんだけど。。。
まず、一呼吸おいて考えてみよう。
上司や同僚も人間なのだから、その時たまたま疲れていたり、仕事上のストレスでイライラしてしまっている事もある。
タイミングが悪いと、相手もついつい言い方が雑になってしまう事もあるだろう。
1回や2回そんな事があったからと言って、それは「ハラスメント」と言えるのだろうか?
もちろん、そういう事をされて傷つくのは解るし、上司や同僚が悪いとは思う。
だけど、揚げ足を取るように何でも「ハラスメント」と言う事が、果たして良い事なのか?
なので、一呼吸おいて考えみよう。(大事な事なので2回言いました)
「今回はたまたま虫の居所が悪かったのかな?」と思って、様子を見てみるのも一つの方法だよ。
1回や2回だけの話なら、本当にタイミングが悪かったかもしれないよね。
もちろん、それが続くようなら真剣に対応を考える必要があるけど、お互い悪意がないなら案外あっさり改善される事もあるよ。
大事なのは、すぐに「これはハラスメントだ!イジメだ!」と決めつけないこと。相手も人間なのだから、「尊重」が大事だよ。
と言っても、反論もあるだろう。
なので、そういう事で困ったら、私が第三者目線で一緒に考えるので、相談してみてよ。そして、一緒に解決方法探ろう。
お互いの誤解であればめでたしめでたしだし、本当にハラスメントなら一緒に戦うよ。
そんな訳で、使用者側も労働者側も「ハラスメント」で悩む事が多いかもしれないけど、私は第三者の専門家として解決のお手伝いをするから、一人で悩まず是非相談してね。
。。。と華麗に宣伝して終わるよ。

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