2017/04/16
助成金の話
うん、またなんだ。すまない(以下略いや、だって「努力」とか「継続」とかそういう言葉が似合わない事で有名な私なので、1ヶ月単位で更新を放置する事だって当然な訳で。。。
そんな訳で、1ヶ月以上ぶりの更新なのだが、テーマはあまり好きではない「助成金」の話。
恐らく、助成金関連で検索されるワードで上位になるであろう「65歳超雇用推進助成金」について、簡単に書こうかと思う。
私が今非常勤嘱託として勤めている、某独法で取り扱っている助成金だったりする。
ご存知の通り、この助成金は5月1日から内容が変わる。
詳細はこちら⇒http://www.jeed.or.jp/elderly/subsidy/q2k4vk000000dkjz-att/q2k4vk000000tugt.pdf
この助成金、元々今年度開始予定だったものが、平成28年10月に緊急予算措置で始まったと言う経緯もあり、要件的には(助成金の中では)割と緩い部類だった。
今回の改正では支給額が変わるが、大雑把に言うとに60歳以上の雇用保険被保険者たる労働者が10名以上いる場合は増額、3~9名の場合は大して変わらず、1~2名の場合は減額。そんな感じ。
更に、もう少し措置の内容を細分化して支給対象額を決定するようになる。
従前の支給要件が適用されるのは、4月28日(金)17:00受付分までなので、申請を考えている事業主さんや社労士さんは気を付けて。
駆け込みで来られても、担当者の人数限られてるし捌き切れなくなるので。
で、そのギリギリ感からくる怒りを、窓口にぶつけられても正直困るので。
よくありがちなのが、電話でも来所でも、とても横柄な態度な人。事業主・社労士問わず。
これね、受け付ける人も人間だから、悪印象しか残らないよ。
そうなるとどうなるかと言うと、「イジメ」が代表例だけど「やった方はすぐ忘れても、やられた方は忘れない」理論が発動する。
「△△って社労士が感じ悪いなあぁ」と言うのが頭に刻まれてしまう。
その人だけが悪評を被るのであればまだ良いけど、結局、士業の損なところで「社労士」って部分だけが強調されちゃって、社労士のイメージダウンになるんだよね。
もちろん、窓口である機構職員の対応の不備があれば指摘して頂きたいところだし、個人としては対応が雑にならないように気を付けているつもり。
ただ、一方的に「お客様は神様です」を誤解した状態で、一方的な上から目線で雑に問い合わせてくる人。気を付けてね。
お互い「人間」なので、気持ち良く仕事をする為に何が必要か考えよう。
難しいことじゃないでしょう?
と言うか、その辺に思いが至らない人って、社労士として企業のコンサルとかする資格あるのかな??とか思ったりもする。
ああ、こういう風に色々書くと勘違いされるけど、電話や来所する人の98%までは普通の方だよ。
残りの2%位の人の印象が強いので、ついつい。。。
ちなみに、私自身は某独法が所管している助成金の代理は受けませんよ。だって、倫理的にヤバいでしょ?一応職員だから。
相談だけなら受けなくはないけど、私に相談しても他の社労士さんと大して違う事は言えないよ。
因みに、支給決定は本部が行うので、都道府県支部に決定権は無いよ。
なので、都道府県支部によっては対応が丁寧だったり雑だったり差はあるだろうけど、支給決定の基準は一律なので、「○○県の支部に出せば通り易い!」とか変な誤解の無いようにね。
まぁ、根本的に「助成金」って何の為にあるのか?ってきちんと考えて欲しい。と言うのが個人的な思い。
言い方悪いけど、適当に人事制度作って助成金貰えたとして、確かに社労士にとっても事業主にとっても、とりあえず現金は貰える。
だけど、人事制度は維持して行く事が重要でその労力って大変だよ。高齢者の雇用管理って気軽にできるものじゃないから。
企業のニーズとして、高齢者を活用したい。と言う中長期的な「目的」があって、その「手段」の一つとして助成金を活用する。それが正解なんだよね。
だけど、「とりあえず、助成金欲しいから人事制度なんとかしよう!」と言う風に、「手段」と「目的」が逆なのは如何なものかと思う。
そういう風潮になってしまう事に関しては、助成金制度を構築している政府にも大きな責任があるけど、我々社労士がその辺りを真に見定めて事業主に有効なアドバイスができて初めて「人事労務のプロ」と言えるのではないかなぁ。
と、社労士としての実績もない青二才が理想論を語ってみたよ。テヘペロ。
