2017/02/02
気にはなっていた。
<長時間労働規制のILO条約 政府、批准に消極的 「労使協定が妨げ」認める>まぁ、東京新聞の記事。って言うのが癪だけど(笑)、個人的には日本がILO条約批准についてここまで消極的なのは、社労士試験の勉強している時から気になっていた。
いや、ILOが万能だとか言うつもりも無いけど、「他の欧米先進国だって批准してないでしょ?日本が悪い訳では無いよ!」的な小学生的な理由が表に立つのが気に入らないね。
更に、労使協定(36協定)云々を持ち出すのは凄く違和感を感じる。
労使協定が妨げになっているって言っても、それの根拠は労基法でしょ。「労使協定」を主語にするのはどうなんだろう。
(まぁ、答弁を直接見た訳では無いので、前後の文脈を繋げると意味が違ってくるのかもしれないけど)
とにかく残業が出来るようにしておきたいんだろうけど。。。
どうやって残業時間枠を確保するかを考えるのは楽だけど、幸せにはなれないよ。
どうやって残業を無くすかを考えるのは大変だけど、結果的に幸せになれるよ。
そんな風に思うんだけどね。
余談なんだけど、昔いた会社で長期出張で客先で作業するプロジェクトがあった。
で、私のいるチームは作業が比較的順調だったので、水曜日はノー残業デーにしよう!と言う事になり、最初の1ヶ月はそのペースで進んでいたが、ある時、リーダーが「水曜日も残って作業をする」と言い出した。
特に1ヶ月で進捗が悪化した訳でも無く、私としては理由が解らなかった。理由を聞いて戸惑った。
「客先は水曜日も残業しているのに、我々が定時で帰るのは申し訳ないし、取引先の印象も悪くなるから。。。」
21世紀になっても、日本はこんな感じなんだよ。。。
